2012.01.19 Thu
頑張れ訓練士
「高いお金払って訓練士に預けたのに帰ってきてもあまり言う事を聞かない」
「あそこの訓練は強いから犬が萎縮するらしいよ」
等など、よく飼い主さん同士の会話で耳にする内容です。
犬を訓練に預けたり、通ったりする理由は様々ですが
多くは「困ってから」の行動となります。
飼い主自信では、どうしてよいか分からず、プロに頼る訳ですが
お金を払うとなると、人はより高い物を望む為、預け訓練の場合ともなると
かなりお利口になって帰って来ると思う訳です。
うっとりするほど利口に見える犬の場合は
賢い犬種/賢い血統/賢い個体/賢くさせることが出来る環境/
そして、知識をもった指導主(飼い主)
この組み合わせである場合が圧倒的に多いです。
訓練士が良血で競技会で上位を狙えるような繁殖犬を
子犬の頃から英才教育して作り上げた犬と生き生き作業をしている姿を見て感動し
「犬は悪くありません、悪いのは飼い主です。どんな犬でも、しっかり対応すれば
このように賢くなるのです」と言われたとしても
同じようには、まずならないのです。
犬は何歳からでも訓練は入ります。
しかし、人間でも三つ子の魂百までと言うように
パピー時に、しっかり思考させる能力や、聞く耳を持たせるように
基礎トレーニングをしてきた犬と同じ状態にするのは
極めて難しいと思うのです。
現状、犬の接し方に困って、訓練士さん探しをしているのであるなら
少なからず、パピートレーニングを失敗している状況な訳ですから
その犬を担当した訓練士は現状の犬を見て、一番困っている部分を考慮しつつ
同時進行でルールを教えて行く作業をします。
教えられた犬は、ここで初めて人間とやり取りをしたり
要求をされる真意をしりますが、今までの生活とのギャップが大きいと
それなりに苦戦します。教えてる内容は、基本のトレーニングですから
それは簡単なのですが、犬の意識を変えるのがそれなりに大変です。
そしてある程度形が出来上がってきてから、飼い主さんに
出来上がりを披露し、取り扱い方を教えてお返しするのだと思うのですが
ここからが訓練士の一番の難関です。
「必要の無い内容は教えない」訓練士と「不必要な内容まで教えてしまう」飼い主
大きな違いがある2者が協力して1匹の犬をある程度の域まで
作っていかなくてはならない、共同作業となります。
訓練者は文頭に書かれている内容を後日言われないように
充分に飼い主に指導しなくてはなりません。
ですから、犬を返した後は、訓練士が仕上げた時間の倍以上の時間を費やして
犬と飼い主のコミュニケーション方法を指導する義務があります。
その約束をしっかり確約してから、トレーニングを始めなくてなりません。
犬だって馬鹿ではないので、失敗すれば
世の中には「言う事を聞くべき人間と」「言う事を聞く必要のない人間」の
2種類が居ると言う事を短期間の集中訓練をしたせいで理解してしまいます。
そのなると、より犬に適切な指導をしない人間を見下し
攻撃面の強い犬は、相手に攻撃する可能性が高くなります。
そこで、やらなくてはならないのは
飼い主に対する作業前、作業後のレクチャーです。
ついつい屋外で犬を動かしながら説明をしてしまいがちですが
一旦立ち止まり、座り飼い主の顔を見ながら、犬について、訓練についての
内容や概要をゆっくり説明する必要があります。
その為には、犬だけはなくて色んな人間が居る事を理解し
この飼い主にはどんな言い回しをしたら、理解出来るか?心に届くか?
叱った方が良いか?褒めたほうが良いか?見極めて言動行動しなくてはなりません。
常に飼い主が持続して訓練を続けたいと思うような、言い回しや魅力を持つ必要があります。
よく聞く話では、服従訓練だけだと飽きてしまうので
アジリティをすると飼い主は喜んで来るから・・・と・・・
欧米では基礎トレーニングの入ってない犬はドッグスポーツに入れません。
地味なトレーニングが人気がないからと安易な気持ちで
ドッグスポーツをさせると、3歩進んで2歩下がるどころか
日常に支障をきたすような興奮や攻撃が強化される場合も多々あります。
犬の関わる事で生計を立てているなら、数年先の犬の環境や状況を考慮して
得意分野だけではなく、犬全体の幸せに繋がるような訓練スタンスやポリシーを持って
行動してもらいたいと思います。
高度な競技を出せば華やかですし、教えるまでの努力も分かります。
ただし、それだけに集中して気持ちよくなっているだけでは、
趣味の訓練士ではないかと個人的に思います。
ヨーロッパでは、そのレベルの競技会も一般の飼い主が参戦しています。
日本国内では、まだまだその状態が定着するのに今後何年も掛かるかと思うのですが
人より犬の事がよく分かり、良い犬を手にて、教えやすい環境を整え
自分がやりたい競技用の犬だけ作って自己満足せず、
犬の事を学ぼうともしないのに可愛いと言い、間違えた飼い方をしているのに以外に横柄だったり
質問ばかりしてくるので必死で答えてる割には練習してこなかったり、
ある時突然来なくなったと思ったらネットで中傷してみたり・・・
それはをやるにはまだ早いよって言う事をすぐにやっちゃったり・・・
その犬自体も賢いとは言えない犬で、すでに悪い癖が一杯付いてしまってる
出来れば面倒なので触りたくないような・・・
そんな犬と飼い主の組み合わせであっても(笑)
困っている人を助けてあげて頂きたいと思います。
大切な事は、犬にとって味方となる飼い主を一人でも多く増やす事です。
それが、現状日本で必用な訓練士だと個人的には思います。
「あそこの訓練は強いから犬が萎縮するらしいよ」
等など、よく飼い主さん同士の会話で耳にする内容です。
犬を訓練に預けたり、通ったりする理由は様々ですが
多くは「困ってから」の行動となります。
飼い主自信では、どうしてよいか分からず、プロに頼る訳ですが
お金を払うとなると、人はより高い物を望む為、預け訓練の場合ともなると
かなりお利口になって帰って来ると思う訳です。
うっとりするほど利口に見える犬の場合は
賢い犬種/賢い血統/賢い個体/賢くさせることが出来る環境/
そして、知識をもった指導主(飼い主)
この組み合わせである場合が圧倒的に多いです。
訓練士が良血で競技会で上位を狙えるような繁殖犬を
子犬の頃から英才教育して作り上げた犬と生き生き作業をしている姿を見て感動し
「犬は悪くありません、悪いのは飼い主です。どんな犬でも、しっかり対応すれば
このように賢くなるのです」と言われたとしても
同じようには、まずならないのです。
犬は何歳からでも訓練は入ります。
しかし、人間でも三つ子の魂百までと言うように
パピー時に、しっかり思考させる能力や、聞く耳を持たせるように
基礎トレーニングをしてきた犬と同じ状態にするのは
極めて難しいと思うのです。
現状、犬の接し方に困って、訓練士さん探しをしているのであるなら
少なからず、パピートレーニングを失敗している状況な訳ですから
その犬を担当した訓練士は現状の犬を見て、一番困っている部分を考慮しつつ
同時進行でルールを教えて行く作業をします。
教えられた犬は、ここで初めて人間とやり取りをしたり
要求をされる真意をしりますが、今までの生活とのギャップが大きいと
それなりに苦戦します。教えてる内容は、基本のトレーニングですから
それは簡単なのですが、犬の意識を変えるのがそれなりに大変です。
そしてある程度形が出来上がってきてから、飼い主さんに
出来上がりを披露し、取り扱い方を教えてお返しするのだと思うのですが
ここからが訓練士の一番の難関です。
「必要の無い内容は教えない」訓練士と「不必要な内容まで教えてしまう」飼い主
大きな違いがある2者が協力して1匹の犬をある程度の域まで
作っていかなくてはならない、共同作業となります。
訓練者は文頭に書かれている内容を後日言われないように
充分に飼い主に指導しなくてはなりません。
ですから、犬を返した後は、訓練士が仕上げた時間の倍以上の時間を費やして
犬と飼い主のコミュニケーション方法を指導する義務があります。
その約束をしっかり確約してから、トレーニングを始めなくてなりません。
犬だって馬鹿ではないので、失敗すれば
世の中には「言う事を聞くべき人間と」「言う事を聞く必要のない人間」の
2種類が居ると言う事を短期間の集中訓練をしたせいで理解してしまいます。
そのなると、より犬に適切な指導をしない人間を見下し
攻撃面の強い犬は、相手に攻撃する可能性が高くなります。
そこで、やらなくてはならないのは
飼い主に対する作業前、作業後のレクチャーです。
ついつい屋外で犬を動かしながら説明をしてしまいがちですが
一旦立ち止まり、座り飼い主の顔を見ながら、犬について、訓練についての
内容や概要をゆっくり説明する必要があります。
その為には、犬だけはなくて色んな人間が居る事を理解し
この飼い主にはどんな言い回しをしたら、理解出来るか?心に届くか?
叱った方が良いか?褒めたほうが良いか?見極めて言動行動しなくてはなりません。
常に飼い主が持続して訓練を続けたいと思うような、言い回しや魅力を持つ必要があります。
よく聞く話では、服従訓練だけだと飽きてしまうので
アジリティをすると飼い主は喜んで来るから・・・と・・・
欧米では基礎トレーニングの入ってない犬はドッグスポーツに入れません。
地味なトレーニングが人気がないからと安易な気持ちで
ドッグスポーツをさせると、3歩進んで2歩下がるどころか
日常に支障をきたすような興奮や攻撃が強化される場合も多々あります。
犬の関わる事で生計を立てているなら、数年先の犬の環境や状況を考慮して
得意分野だけではなく、犬全体の幸せに繋がるような訓練スタンスやポリシーを持って
行動してもらいたいと思います。
高度な競技を出せば華やかですし、教えるまでの努力も分かります。
ただし、それだけに集中して気持ちよくなっているだけでは、
趣味の訓練士ではないかと個人的に思います。
ヨーロッパでは、そのレベルの競技会も一般の飼い主が参戦しています。
日本国内では、まだまだその状態が定着するのに今後何年も掛かるかと思うのですが
人より犬の事がよく分かり、良い犬を手にて、教えやすい環境を整え
自分がやりたい競技用の犬だけ作って自己満足せず、
犬の事を学ぼうともしないのに可愛いと言い、間違えた飼い方をしているのに以外に横柄だったり
質問ばかりしてくるので必死で答えてる割には練習してこなかったり、
ある時突然来なくなったと思ったらネットで中傷してみたり・・・
それはをやるにはまだ早いよって言う事をすぐにやっちゃったり・・・
その犬自体も賢いとは言えない犬で、すでに悪い癖が一杯付いてしまってる
出来れば面倒なので触りたくないような・・・
そんな犬と飼い主の組み合わせであっても(笑)
困っている人を助けてあげて頂きたいと思います。
大切な事は、犬にとって味方となる飼い主を一人でも多く増やす事です。
それが、現状日本で必用な訓練士だと個人的には思います。
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