2011.12.20 Tue
繁殖の問題
健康な個体を手に入れたい場合、最も重要視するのが「繁殖」となります。
特定の犬種を希望であるなら「優良血統」を迎え入れるべきです。
では、「優良血統」とは?と言えば、大抵の人は「親がチャンピオン」なんでしょ?
ってな程度に答えます。
いえいえ、それは違います。もちろん本当の意味で優良血統であり、ドッグショーに出陳したり
犬種能力をテストする競技等に参加したなら、チャンピオンの称号を
取得する事になると思うのですが、私が言いたい「優良血統」とは
犬種標準というものを基本とし健康で健全であり、犬と暮らす事によるリスクが少ない事です。
犬種標準「スタンダート」というものがあります。
殆どの犬種が、人間と共存きた歴史があり、好意を持たれる要素があります。
それらは作業意欲や知能、動作等、一部の愛玩犬を除けば、ある程度人間に利があった事で
改良され普及してきたことになります。
その歴史を考えると、人間にとってマイナスになる要素がある犬なら
そこまで普及しなかった事になります。
どの犬種でも繁殖の段階でより賢く、より作業が出来た物が次の代に繋がり
人間の利となる訳ですから、健康で長生きの要素が強い親の子供が好まれてきた訳です。
何時の時代からか、本来の能力を考慮せず、見た目を重視し批評されるようになってきました。
より、見た目が良い犬を作るために近親交配をしたり、タイトルだけ見て
交配を行ったりし、特定疾患が蔓延したり等など
皆さんが知っている犬種の多くは現在、好発先天性疾患が複数ある状態になっています。
人間が作ってきた犬種ですから、人間が疾患を増やしたと言っても過言ではありません。
違う見方をすれば、人間がしっかり管理した中で繁殖し、今まで培ってきた知識を使えば
より健全で賢い愛される犬を作り出すことも可能な訳です。
本当の意味でのブリーダーが日本には少ないです。
その中で犬選びをするのは、なかなか大変ですが妥協せずに探すべきです。
少ない中でも先天性疾患を排除、軽減するの繁殖を行って居るブリーダーも居ます。
海外の検査機関で前もって疾患のキャリアがあるか確認を取れる検査も多くあります。
しかし、悲しいかな自分の繁殖犬種のそれらの情報も知らずに繁殖販売しているブリーダーが多いのが残念です。
また、その犬種の本来の目的作業を学ぼうとするブリーダーも殆ど居ません。
ラブラドールやゴールデンの繁殖者でハンティングやフィールドトライアルの経験、もしくは勉強をした人がどのぐらい居るでしょうか?
ハスキーやマラミュートを使って橇を教える経験をしたブリーダーはどのぐらい居るでしょうか?
「そんなもの、今の世の中必要ないじゃないか」と言われてしまいそうですが
別にそれをし続ける為ではなく、その目的で作られた犬種を深く知ろうと思わないのか?
それをさせる事で、優良繁殖に繋がる大切な部分が隠れているのでないか?
自分の繁殖犬と暮らす家族に適切なアドバイスが出来るのではないか?と個人的に思うのです。
愛犬を健康にと思うのであるなら、これから暮らす犬を探す所から始まっています。
そこを手抜きをすれば、一つずつリスクが増える事はしょうがない事だと思います。
こんな話をすると、決まって
「そうは行っても〇〇さん家の△ちゃんは、あんまり評判がよくないペットショップで買ってきて
たいしたもの食べさせてないけど病気一つしないで長生きだと」言われたりします。
この内容が嘘とは言いません、でも、わざわざ話に出てくるようなので当たり前の事ではなく
話に出したいほどの珍しい話ってことではないですか?
だって、全ての犬がみんなそんな感じだったら、わざわざ話に出さないはずです。
私から言わせて貰えば、「当たり」でしたね。と・・・運の問題の話をされても困ってしまいます。
疾患の検査を行って繁殖をしても、100%健康な犬しか生まれない訳ではありません。
それは生き物ですから・・・ただし、何も調べてない犬に比べれば
圧倒的にリスクは軽減出来ます。
これから長く一緒に暮らそうと思う犬を、正しい入手方法を薄々分かっていながら
「安いから」「目があったから」「子供が欲しいって言うから」
「みんなペットショップで買ってるから」「ブリーダー探す時間がないから」等の
安易な理由で手に入れる飼い主であるなら、根本的に話が通じないのだと思うしかないのかなっと
自分に言い聞かせるようにしています。
今、これを読んでいる方に言いたいです。
自分の犬をどうやって入手しましたか?迎え入れる前にどれだけ調べましたか?
どれだけ動きましたか?自分の行為は安易じゃなかったですか?
もし、少しでも心が痛む部分があるとするなら、次に迎え入れる犬の時に
出来る限り、勉強し正しい行動をとって下さい。
そこからが犬の健康の始まりです。
特定の犬種を希望であるなら「優良血統」を迎え入れるべきです。
では、「優良血統」とは?と言えば、大抵の人は「親がチャンピオン」なんでしょ?
ってな程度に答えます。
いえいえ、それは違います。もちろん本当の意味で優良血統であり、ドッグショーに出陳したり
犬種能力をテストする競技等に参加したなら、チャンピオンの称号を
取得する事になると思うのですが、私が言いたい「優良血統」とは
犬種標準というものを基本とし健康で健全であり、犬と暮らす事によるリスクが少ない事です。
犬種標準「スタンダート」というものがあります。
殆どの犬種が、人間と共存きた歴史があり、好意を持たれる要素があります。
それらは作業意欲や知能、動作等、一部の愛玩犬を除けば、ある程度人間に利があった事で
改良され普及してきたことになります。
その歴史を考えると、人間にとってマイナスになる要素がある犬なら
そこまで普及しなかった事になります。
どの犬種でも繁殖の段階でより賢く、より作業が出来た物が次の代に繋がり
人間の利となる訳ですから、健康で長生きの要素が強い親の子供が好まれてきた訳です。
何時の時代からか、本来の能力を考慮せず、見た目を重視し批評されるようになってきました。
より、見た目が良い犬を作るために近親交配をしたり、タイトルだけ見て
交配を行ったりし、特定疾患が蔓延したり等など
皆さんが知っている犬種の多くは現在、好発先天性疾患が複数ある状態になっています。
人間が作ってきた犬種ですから、人間が疾患を増やしたと言っても過言ではありません。
違う見方をすれば、人間がしっかり管理した中で繁殖し、今まで培ってきた知識を使えば
より健全で賢い愛される犬を作り出すことも可能な訳です。
本当の意味でのブリーダーが日本には少ないです。
その中で犬選びをするのは、なかなか大変ですが妥協せずに探すべきです。
少ない中でも先天性疾患を排除、軽減するの繁殖を行って居るブリーダーも居ます。
海外の検査機関で前もって疾患のキャリアがあるか確認を取れる検査も多くあります。
しかし、悲しいかな自分の繁殖犬種のそれらの情報も知らずに繁殖販売しているブリーダーが多いのが残念です。
また、その犬種の本来の目的作業を学ぼうとするブリーダーも殆ど居ません。
ラブラドールやゴールデンの繁殖者でハンティングやフィールドトライアルの経験、もしくは勉強をした人がどのぐらい居るでしょうか?
ハスキーやマラミュートを使って橇を教える経験をしたブリーダーはどのぐらい居るでしょうか?
「そんなもの、今の世の中必要ないじゃないか」と言われてしまいそうですが
別にそれをし続ける為ではなく、その目的で作られた犬種を深く知ろうと思わないのか?
それをさせる事で、優良繁殖に繋がる大切な部分が隠れているのでないか?
自分の繁殖犬と暮らす家族に適切なアドバイスが出来るのではないか?と個人的に思うのです。
愛犬を健康にと思うのであるなら、これから暮らす犬を探す所から始まっています。
そこを手抜きをすれば、一つずつリスクが増える事はしょうがない事だと思います。
こんな話をすると、決まって
「そうは行っても〇〇さん家の△ちゃんは、あんまり評判がよくないペットショップで買ってきて
たいしたもの食べさせてないけど病気一つしないで長生きだと」言われたりします。
この内容が嘘とは言いません、でも、わざわざ話に出てくるようなので当たり前の事ではなく
話に出したいほどの珍しい話ってことではないですか?
だって、全ての犬がみんなそんな感じだったら、わざわざ話に出さないはずです。
私から言わせて貰えば、「当たり」でしたね。と・・・運の問題の話をされても困ってしまいます。
疾患の検査を行って繁殖をしても、100%健康な犬しか生まれない訳ではありません。
それは生き物ですから・・・ただし、何も調べてない犬に比べれば
圧倒的にリスクは軽減出来ます。
これから長く一緒に暮らそうと思う犬を、正しい入手方法を薄々分かっていながら
「安いから」「目があったから」「子供が欲しいって言うから」
「みんなペットショップで買ってるから」「ブリーダー探す時間がないから」等の
安易な理由で手に入れる飼い主であるなら、根本的に話が通じないのだと思うしかないのかなっと
自分に言い聞かせるようにしています。
今、これを読んでいる方に言いたいです。
自分の犬をどうやって入手しましたか?迎え入れる前にどれだけ調べましたか?
どれだけ動きましたか?自分の行為は安易じゃなかったですか?
もし、少しでも心が痛む部分があるとするなら、次に迎え入れる犬の時に
出来る限り、勉強し正しい行動をとって下さい。
そこからが犬の健康の始まりです。
- 関連記事
-
- バランスの良い指導者
- 繁殖の問題
- 犬を飼うなら